トコジラミ南京虫の駆除対策を徹底調査！特徴と予防法も解説

トコジラミ・南京虫の駆除対策を徹底調査！特徴と予防法も解説します！

トコジラミと南京虫は、実は同じ害虫を指す異なる呼び方です。違いはなく、どちらも同じ虫を指しています。

• 「南京虫」という呼び方
  江戸時代に中国（南京）から持ち込まれたと信じられていたことが由来とされています。そのため、日本では「南京虫」と呼ばれるようになりました。
  
• 「トコジラミ」という呼び方
  主に近年使われる正式名称です。「トコ（床）」に生息する「ジラミ（蝨・害虫）」という意味があり、寝具周りに潜む特性から名付けられています。

トコジラミ（南京虫）は茶色い豆粒大の虫で、主にベッド周辺に生息している害虫ですね。

昼間は隙間に隠れていて、夜間に活動して吸血するという特徴があります。

今回はそんなトコジラミ（南京虫）の特徴から駆除方法までを詳しく徹底調査していきます。

トコジラミ（南京虫）の特徴と見分け方

トコジラミ（南京虫）は、一度見たら忘れられない特徴的な姿をした吸血性の害虫です。

最近では都市部を中心に急増しており、特に集合住宅での被害報告が相次いでいます。

以下では、トコジラミ（南京虫）の特徴を詳しく解説していきます。

これらの特徴を知っておくことで、早期発見・早期対策が可能になりましょう。

トコジラミ（南京虫）は茶色い豆粒大の体に6本足

トコジラミ（南京虫）の見た目は、一言でいうと「茶色い小さな虫」という感じです。

私が初めてトコジラミ（南京虫）を見たとき、その姿は小さな紅茶の葉のようでした。

トコジラミ（南京虫）の体の大きさは、成虫で4〜5mmほど。

体色は薄い茶色から赤褐色で、吸血すると濃い茶色に変化します。

触角と6本の足を持ち、羽はありません。

トコジラミ（南京虫）の幼虫は体長1mm程度で、薄い黄白色をしています。

成長するにつれて茶色く変化し、5回の脱皮を経て成虫になります。

幼虫も成虫も人の血を吸うので、見つけたらすぐに対策を始める必要があります。

トコジラミ（南京虫）は昼に隠れて夜活動する

トコジラミ（南京虫）は典型的な夜行性の害虫です。

私が被害に遭った時も昼間はまったく姿を見せなかったのに、夜になると突然現れて悩まされました。

トコジラミ（南京虫）は光を嫌う習性があり、日中は暗い場所に隠れています。

昼間は主に以下のような場所に潜んでいます。

潜伏場所	具体的な箇所	発見のポイント
寝具周り	マットレスの縫い目・継ぎ目	黒い血糞の痕跡を確認
家具	ベッドフレーム・引き出しの裏側	木材の隙間をチェック
壁・床	壁紙の剥がれ・フローリングの隙間	暗い場所を重点的に
その他	カーテンの折り目・コンセント周り	手の届きにくい場所も注意

ただ私が被害にあった時は、噛み跡の犯人がトコジラミ（南京虫）であると特定するまで1ヶ月半ほどかかりました。

それくらいトコジラミ（南京虫）って見つけるのが難しいんですね……。

詳しくは以下の記事にまとめています。

▶トコジラミ体験談！駆除失敗から成功までの全記録

また、無理に追い出そうとすると、別の場所に逃げ込んで被害が拡大する可能性があります。

発見したら、慌てずに計画的な駆除を行うことが大切です。

黒い血糞が見つかる場所にトコジラミ（南京虫）は潜む

トコジラミ（南京虫）の存在を知らせる重要なサインが、特徴的な血糞の痕跡です。

私が被害にあった時も、かゆい噛み跡の犯人がトコジラミ（南京虫）だとわかった後。部屋の隅をよーくみると、小さな黒い点々が点在していました。

▶トコジラミの黒い点々体験談！フン？卵？押入れや壁に注意！

トコジラミ（南京虫） 対策の第一歩は、この血糞の発見にあります。

血糞の特徴は水に溶けにくく、拭き取ろうとすると少し広がる性質があります。

インクのシミとは違い、やや凹凸があり、触るとざらついた感触があります。

見分けがつかない場合は無理に判断せず、専門家に相談することをおすすめします。

早期発見がトコジラミ駆除の成功につながるので、定期的なチェックを心がけましょう。

ベッド周辺に多く生息する

トコジラミ（南京虫）が最も好む場所は、ベッド周辺です。

ベッドは彼らにとって、まさに理想的な住処といえます。

トコジラミ（南京虫）の駆除方法を考える上で、ベッド周りの対策は最重要ポイントです。

場所	チェックポイント	見つかりやすい特徴
マットレス	縫い目・タグ周辺	成虫・幼虫・卵・脱皮殻
ベッドフレーム	ネジ穴・接合部	成虫・血糞の痕
ヘッドボード	木材の隙間・裏側	群れで潜む成虫
ボックススプリング	布地の裂け目・端	卵・幼虫の集団

いいえ。ベッドだけを処分しても、完全な解決にはなりません。

むしろ、新しいベッドに移動して繁殖を続ける可能性が高いです。

ベッド周辺の徹底的な駆除と、部屋全体の防除対策が必要不可欠です。

特に木製のベッドフレームはトコジラミ（南京虫）の格好の隠れ家となるので、念入りな点検と対策が求められます。

トコジラミ（南京虫）による症状と被害について

トコジラミ（南京虫）に刺されると、特徴的な症状が現れ深刻な被害をもたらすことがあります。

身体的な症状だけでなく、精神的なストレスも大きな問題となります。

それでは、具体的な症状と被害について詳しく見ていきましょう。

早期発見・早期対策が、被害を最小限に抑える鍵となります。

赤い発疹が線状に並ぶ

トコジラミ（南京虫）に刺された時の最も特徴的な症状は、赤い発疹が直線状に並ぶことです。

私自身も経験しましたが、朝起きるとふくらはぎに不規則な間隔で発疹が点々と並んでいました。

トコジラミ（南京虫） 症状は人によって異なりますが、典型的な特徴があります。

蚊に刺された跡は、ばらばらに点在することが多いのに対し、トコジラミ（南京虫）の場合は一直線や曲線を描くように並びます。

また、トコジラミ（南京虫）に刺された跡は、蚊に比べて発疹が大きく、かゆみも強い傾向があります。

発疹が出た場合は、掻きすぎて傷を作らないよう注意が必要です。

症状が重い場合は、皮膚科での適切な処置を受けることをおすすめします。

かゆみは1週間以上続く

トコジラミ（南京虫）に刺された後のかゆみは、想像以上に長く続きます。

多くの場合、このかゆみは1〜2週間も続くことがあります。

なぜこんなに長くかゆみが続くのでしょうか？

それは、トコジラミの唾液に含まれる成分が原因です。

トコジラミは吸血する際に唾液を注入します。

この唾液には血液の凝固を防ぐ成分や、皮膚の感覚を麻痺させる成分が含まれています。

人間の体は、この異物（トコジラミの唾液）に対してアレルギー反応を起こし、それが長引くかゆみの原因となるのです。

私の場合、1ヶ月半ほど眠れないほどの激しいかゆみに悩まされました。

トコジラミ（南京虫） 被害の中でも、このかゆみの持続は特に厄介な問題です。

経過時間	症状の変化	対処方法
刺された直後	気づかないことも	冷やす
数時間後	発赤・かゆみ出現	抗ヒスタミン薬
1-3日目	かゆみがピーク	ステロイド軟膏
4-7日目	徐々に軽減	保湿ケア
8日目以降	個人差大きい	必要に応じて受診

かゆみへの対処は、以下の方法が効果的です。

まず、冷やすことで炎症を抑えます。

ただし、熱いお湯で刺し跡を温めるのは、かえってかゆみを悪化させる原因となるので避けましょう。

市販の抗ヒスタミン薬やステロイド軟膏も有効ですが、使用前に必ず添付文書を確認してください。

トコジラミに初めて刺された人は、すぐに反応が出ないこともあります。

また、アレルギー体質の人は、より強い反応が出やすい傾向があります。

まれに全身に蕁麻疹が出たり、呼吸困難になったりする重篤なアレルギー反応を起こす人もいます。

このような症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

刺されたあとの対処法

トコジラミに刺されてしまったら、どう対処すればいいのでしょうか？

ここでは家庭でできる応急処置と、医療機関での治療について説明します。

まず、刺し跡を清潔に保つことが大切です。

石けんと水でよく洗い、清潔なタオルで優しく拭きましょう。

これにより、二次感染のリスクを減らすことができます。

次に、かゆみへの対処です。

冷たいタオルや保冷剤を当てると、一時的にかゆみを和らげることができます。

市販のかゆみ止めクリームを塗るのも効果的です。

ただし、掻きすぎると傷ができて感染の危険性が高まるので、なるべく掻かないようにしましょう。

薬による治療も有効です。

市販の抗ヒスタミン薬を内服したり、ステロイド含有クリームを塗布したりすることで、かゆみや炎症を抑えることができます。

しかし、症状が重い場合や長引く場合は、医療機関での治療が必要になることもあります。

医師の診断に基づいて、より強力な薬が処方されることもあります。

最後にトコジラミの被害を根本的に解決するには、トコジラミそのものを駆除する必要があります。

自分で対処するのが難しい場合は、専門の害虫駆除業者に依頼することをおすすめします。

精神的なストレスも大きい

トコジラミ（南京虫）被害がもたらす影響は、身体的な症状だけではありません。

むしろ、精神的なストレスの方が深刻な場合も少なくありません。

トコジラミ（南京虫）対策に追われる日々は、心身ともに大きな負担となります。

まず、トコジラミ（南京虫）の被害は誰にでも起こりうることを理解しましょう。

清潔な生活を送っていても、偶然の機会に侵入されることがあります。

一人で抱え込まず、家族や友人、専門家に相談することをおすすめします。

焦って自己解決しようとするよりも、冷静に対策を立てることが大切です。

家具や寝具の買い替えが必要

トコジラミ（南京虫）の被害は、経済的な損失も大きな問題です。

特に、家具や寝具の買い替えは避けられないケースが多く発生します。

トコジラミ 駆除方法を実施しても、完全駆除が難しい場合は買い替えが必要です。

買い替え品目	必要性	予算目安
マットレス	最優先	3-10万円
布団一式	高	2-5万円
枕・シーツ類	必須	1-3万円
ソファー	状況による	5-15万円
カーペット	状況による	1-5万円

必ずしもすべての家具を買い替える必要はありません。

専門家による処理で救済できるものもあります。

ただし、マットレスや布団など、トコジラミ（南京虫）が深く潜み込みやすいものは、買い替えを強くおすすめします。

経済的な負担は大きいですが、再発防止のために必要な投資と考えましょう。

トコジラミの刺し跡を他の虫と見分けるコツ

トコジラミの刺し跡は、一見すると他の虫に刺されたときの跡と似ています。

でも、よく観察すると、トコジラミ特有の特徴があるんです。

ここでは、トコジラミの刺し跡を他の虫と見分けるコツをお教えします。

刺された時間帯を思い出す

トコジラミは主に夜行性です。

私たちが寝ている間に活動し、血を吸うのです。

そのため、朝起きたときに新しい刺し跡に気づくことが多いんです。

一方、ノミやダニは昼間でも活動します。

蚊も夜行性ですが、日中でも刺すことがあります。

つまり、日中に外出していないのに朝起きると新しい刺し跡があるという場合は、トコジラミの可能性が高いのです。

ただし、個人差があるため、刺されてすぐに反応が出ない人もいます。

そのため、時間帯だけでなく、他の特徴も合わせて判断することが大切です。

刺し跡の場所に注目する

トコジラミは、主に寝ている間に露出している部分を刺します。

そのため、刺し跡の場所にも特徴があるんです。

虫の種類	刺し跡の特徴	よく見られる場所
トコジラミ	3〜5個の連続した赤い斑点	首、顔、腕、手、足など露出部分
ノミ	小さな赤い斑点が集中	足首、すね、ひざ下
ダニ	赤い斑点、中心に黒点	わきの下、太もも内側、胴回り

トコジラミの刺し跡は、主に寝ている間に露出している部分に集中します。

特に、足首やふくらはぎの周り、腕、手、首などによく見られます。

一方、ノミは主に足首やすね、ひざ下を好んで刺します。

ダニはわきの下や太もも内側、胴回りなど、比較的柔らかい皮膚を好みます。

つまり、足首やふくらはぎの周りに集中して刺し跡がある場合は、トコジラミの可能性が高いと言えるでしょう。

ただし、これはあくまで目安です。

個人の寝方や服装によって、刺される場所が変わることもあります。

そのため刺し跡の場所だけでなく、他の特徴も合わせて総合的に判断することが大切です。

連続した刺し跡を確認する

トコジラミの刺し跡で最も特徴的なのが、3〜5個の連続した赤い斑点です。

これは「朝食、昼食、夕食」と呼ばれることもあります。

なぜこのような特徴的な跡ができるのでしょうか？

それは、トコジラミの吸血習性に関係しています。

このような連続した刺し跡が見られる場合、トコジラミによる被害の可能性が非常に高いと言えます。

一方、ノミやダニの刺し跡は通常、このような連続したパターンを示しません。

蚊の場合も複数の刺し跡ができることはありますが、トコジラミほど規則的ではありません。

ただし、必ずしも3〜5個の連続した跡になるとは限りません。

2個だったり、6個以上になることもあります。

大切なのは、一定の間隔で並んだ複数の刺し跡があることです。

このような特徴的な刺し跡を見つけたら、トコジラミの可能性を考えて早めの対策を取ることが重要です。

トコジラミの刺され跡は連続した赤いはんが特徴です。

露出した肌に集中し長引くかゆみを伴うことがあります。個人差も大きいので注意が必要です。

ニュースにもなっていますのでトコジラミの被害に気づいたら、適切な対処と専門家への相談を検討しましょう！

トコジラミ（南京虫）の自力駆除法5つのポイント

トコジラミの自力駆除には、正しい知識と適切な手順が欠かせません。

効果的な駆除を行うために、以下のポイントを押さえていきましょう。

それでは、各ポイントについて詳しく説明していきます。

これらの対策を組み合わせることで、駆除の効果を高めることができます。

殺虫剤は隙間に直接噴射

殺虫剤の使用は、トコジラミ（南京虫）駆除の基本となる重要な対策です。

しかし、ただ散布すればいいというわけではありません。

トコジラミ（南京虫）対策の要となる殺虫剤の使用には、正しい知識と技術が必要です。

私のおすすめ殺虫剤はゼロノナイトです。

はい。この殺虫剤は薬剤に耐性のあるスーパートコジラミにも効果のある、画期的な商品です。

詳しくは以下の記事で徹底調査しています。

一般的なゴキブリ用殺虫剤では効果がありません。

必ずトコジラミ用として販売されている専用の殺虫剤を選びましょう。

また、バルサンの使用は絶対に避けてください。トコジラミ（南京虫）が別の場所に移動して被害が拡大する恐れがあります。

殺虫剤の効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法と継続的な対策が重要です。

熱湯と乾燥機で除去する

トコジラミ（南京虫）は熱に弱い特性があり、これを利用した駆除方法が有効です。

特に洗濯物や寝具類の処理には、熱湯処理が効果的です。

トコジラミ（南京虫）駆除方法の中でも、この熱処理は確実な方法の一つです。

処理方法	必要温度	処理時間
熱湯洗濯	60度以上	30分以上
乾燥機	60度以上	30分以上
スチーマー	100度以上	1分以上
熱湯消毒	80度以上	5分以上

デリケートな素材の場合は、クリーニング店での専門的な処理をおすすめします。

掃除機で死骸を吸い取る

殺虫剤や熱処理の後は、死骸の処理が重要です。

掃除機を使用した処理は、効果的な方法の一つです。

トコジラミ（南京虫）対策において、この死骸の処理は見落としがちですが必須のステップです。

残念ながら、掃除機だけでは完全な駆除は難しいです。

殺虫剤による処理と組み合わせることが重要です。

また、掃除機をかけた後は、必ずゴミパックを密閉して廃棄してください。

これは、トコジラミ（南京虫）の拡散を防ぐために非常に重要な手順です。

ゴミは密閉して廃棄する

トコジラミ（南京虫）の駆除作業で出たゴミの処理は、特に慎重に行う必要があります。

適切な処理を怠ると、他の場所への感染源となる可能性があるからです。

トコジラミ（南京虫）対策の最終段階として、このゴミ処理は非常に重要です。

トコジラミ（南京虫）が含まれる可能性のあるゴミには、念のため殺虫剤を噴射してください。

その後、速やかに密閉して屋外に出すことが大切です。

ゴミ袋は室内に長時間放置せず、できるだけ早く指定のゴミ置き場に出すようにしましょう。

これらの手順を確実に行うことで、トコジラミの拡散を防ぐことができます。

専門家への相談も検討を

自力での駆除に限界を感じたら、迷わず専門家に相談することをおすすめします。

特に被害が広範囲に及ぶ場合は、プロの力を借りることが賢明です。

トコジラミ（南京虫）駆除方法は、専門家ならではの効果的な手段があります。

専門業者の作業	所要時間目安	費用目安
事前調査	1-2時間	無料〜1万円
初回駆除	3-4時間	3-5万円
追加処理	2-3時間	1-2万円
効果確認	1時間	5千円〜1万円

トコジラミかな？ と思ったら、速攻で専門家への相談しましょう。

私の経験上トコジラミ（南京虫）を自力で駆除するのは、ほぼ不可能です。

特に妊婦さんやお子さん、高齢者がいるご家庭では、早めの専門家への相談をおすすめします。

信頼できる業者を選び、確実な駆除を目指しましょう。

トコジラミ・南京虫に関連したよくある質問

トコジラミ南京虫の駆除対策を徹底調査！特徴と予防法も解説【まとめ】

この記事ではトコジラミ南京虫の駆除対策を徹底調査！特徴と予防法も解説について解説してきました。

トコジラミ（南京虫）の特徴がよくわかって安心したね。

ニュースを賑わすほど、トコジラミ（南京虫）は世界各国で社会問題となっています。

被害の拡大を防ぐため、早めの発見と適切な駆除対策を始めましょう。